サービスの特徴と差別化戦略 世界市場から保守部品を調達する新たな方法を開発し続けている。サービスの特徴と差別化戦略 世界市場から保守部品を調達する新たな方法を開発し続けている。

ロジスティクスサービス本部長
齋藤 学

希少価値の高いサーバをアメリカから探し当てた。
調達部門こそサービスの根幹であると自負しています。

最初に、エピソードを一つお話ししましょう。
以前、お客様からのご依頼で、とある販売時期を経過している新品のサーバを調達しなければならなくなりました。世界中を探し、ようやく在庫を持っている業者を見つけ出してすぐに30台を発注しました。ところが、製造メーカーが突然の生産終了を発表し、発注した業者も価格の高騰を考え発注したにもかかわらず他社へ転売すると一方的にメールが来ました。このままでは必要台数を確保できなくなる可能性があり、お客様にご迷惑がかかるということで、当時の調達担当者が即日アメリカに飛び、現地確認と交渉に向かいました。しかし、現地に残っていたのはたった10台。なんとかそれだけは購入したのですが、結局規定数量はそろえられず、お客様のご期待には応えられませんでした。

ところがその数日後、このサーバの価格が予想通り急騰し始めます。メーカーが突然生産終了したことから、このサーバは世界中の同業者の間で取り合いになっていました。当社にも在庫を売ってほしいというお問い合わせが相次ぎました。どうやら日本で在庫を確保していたのはデータライブだけだったようです。
結果的には失敗談なのですが、「日本でデータライブだけが確保している」ことは自信となりました。また、改めて調達ネットワークが世界中につながっていることを感じ、リアルタイムな値動きといった業界ならではの面白さを確認しました。『第三者保守』サービスは、保守用のパーツが見つからないと成り立ちません。調達部門こそサービスの根幹を担っていると自負しています。

では、調達部門を大きく三つの役割(調査・調達、管理・デリバリ、調達網の開発)に分けて紹介します。

世界には、巨大な「セカンダリーマーケット」がある。
「調査・調達」とは、そこにめがけて交渉する楽しさがある。

現在、国内の調達先は50社、海外は欧米を中心とした700社強のパートナーと取引をしています。海外ではすでにセカンダリーマーケット=中古市場が拡大しつつあり、優良かつ豊富な数量の中古機器を手に入れることができます。パートナーとの交渉は、メールによる英語でのやり取りが主となります。海外の場合は、国や地域によって独特の文化もあり、交渉術も必要となってきます。これらは調達特有のノウハウとして蓄積されており、スキルアップも可能です。これからは、フェイストゥフェイスでの海外パートナーとの情報交換や現地調達などの機会も出てくるかもしれませんね。

「管理・デリバリ」というテーマはアイデアの宝庫 
いくらでもやることはある。

保守パーツには、在庫の適正管理が重要です。機器によって潤沢なものもあればそうでないもの、また、機器別の特性による在庫数量をウェイト付けすることも必要です。近年では、サービスの品質と量への対応が求められており、新しい管理方法を次々と開発して当社独自のシステムが構築されつつあります。第三者保守は日本で例が少ないので、ここでも自分たちが最先端です。

「調達網の開発」これまでにない調達方法を開発。
常にクリエイティブな思考が求められます。

データライブの調達部門はクリエイティブだと思っています。世界のセカンダリーマーケットでも調達しにくい機器は、新しい方法を考えなくてはなりません。保守パーツが存在するあらゆる市場から手に入れる手立てを強化したり、スキームの構築を行ったりします。また、新しい市場を開発する場合もあります。例えば、現在お客様がご利用されているシステムで運用を終えて廃棄される機器が出てくることがありますが、これまではそのまま廃棄されていました。当社の提案では、それを他で稼働しているシステムの保守パーツとして有効活用しようというものです。

このように、どう合理化を進めるか、ソリューションの手立てはまだまだ限りなくあるのです。我々が一番大事にしていることは、保守パーツを安定して供給することです。お客様に第三者保守サービスを安心してご利用いただくためにも、新たな取り組みにも積極的に挑んでいきます。

プロフィール

大学卒業後、スキューバダイビングの会社に入社。ダイビング機材のPBをメーカーと調整して、作成していました。その後、独立してレストラン兼ダイビングショップを原宿で経営するも、失敗。以前の会社でPCを教わり独学で続けていたので、その知識を生かしたいと思っていた矢先、当時中古パソコン販売を事業としていた当社がエンジニアを募集、入社。サーバを見たのも当社に入社してからでしたが、そのうち調達できるようになりました。知識は後から。覚える気さえあれば何でもできると思います。