第三者保守サービスを知る

第三者保守サービスとは、メーカーに依存しない独立した企業の保守サービス(サードパーティ保守)です。
メーカー保守終了後の保守延長ができITライフサイクルの最適化を実現します。
IT基盤をコスト効率よく長期利用するため、多くの企業や団体に活用されています。

第三者保守サービス業界の特性

ITハードウェアの第三者保守サービスは、IT運用アウトソーシング業界に含まれるサービスとして分類されます。またそのサービス内容や範囲は、第三者保守サービスを提供する企業の参入経路によって異なります。企業が提供する対象機器や保守サービスの内容・範囲をご確認下さい。

  • 1.特定メーカー製品を得意とする事業者
  • 2.PCクライアント端末・管理業務も行う事業者
  • 3.各種ITハードウェアを販売・レンタルする事業者
  • 4.IP通信設備(ネットワーク)・運用監視も行う事業者
  • 5.IT基盤のハードおよび、OSやミドル、管理ソフトを含めたシステム運用・維持管理も行う事業者

データライブのできること

データライブはIT基盤やIP通信設備を構成する、サーバ・ストレージ・ネットワーク機器を対象とした第三者保守を専門としています。部門サーバやスイッチ1台からまとまったIT基盤、IP通信設備までのITハードウェアに対して、EOSLメーカー保守終了後も保守延長するサービスをご提供致します。
また、資産ユーザー直接のお取引だけでなく、SI企業やIT運用・ITソリューション企業の下、第三者保守パートナーとして、ITシステム基盤・IP通信設備の長期利用をお支え致します。

第三者保守サービスのメリット

第三者保守3つのメリット。1.保守コストの削減、2.保守契約と障害窓口の集約効果、3.ITライフサイクルの最適化。
現在では、IT投資の原資をねん出する方法として、ビジネス戦略的に第三者保守を選択する企業が増加しています。
第三者保守 導入前

“守り”の投資を見直す

「Society5.0」を目指す時代に入り、AI・IoT、スマートシティ、自動運転といった新技術の社会実装とビジネス創出の機会となっている一方、甚大な気象災害やパンデミック、紛争など差し迫った脅威の克服が急務となっている状況下において、ITコストは依然として「既存維持8割」の傾向に変化はなく、「守り」の投資を強いられています。
第三者保守 導入後

“攻め”るためのコスト削減

データライブでは“攻め”に重点を置いた『ITコストの削減』を提案致します。

その方法は「第三者保守サービスの活用」。ITシステム基盤の維持経費を削減することで、新たなIT投資原資を生み出します。
その原資は、人材育成や新技術・ビジネスへの投資へと促す効果があると考えています。
第三者保守 効果

第三者保守の効果

既存のシステム基盤では、サポート終了期限に伴う更改計画や保守運用コストなど、大きな負担が強いられています。
そこに「第三者保守」を活用頂くことにより、以下3つの効果を得ることができます。
  • 1.保守コストの削減
  • 2.契約と障害窓口の集約効果
  • 3.ITライフサイクルの最適化
    (利用期間の制御)

結果として、ユーザーの意思でIT基盤の利用期間が制御可能となり、システム維持管理の負担を軽減し、DXへの投資など、成長する攻めの予算組み替えを実現します。

第三者保守サービスの活用シーン

IT基盤に第三者保守を選択するシーンはどのようなものがあるのか?典型的な3つのケースをご紹介。

基盤更改・機器交換まで保守延長

第三者保守 利用期間延長

予期しないメーカー保守サービスの終了や、前任者引継ぎのタイミングでうっかり未加入の機器が発覚し、急な対処が必要なケース。
保守再加入にさかのぼりの追加コストや、メーカー保守延長が困難な場合、第三者保守で故障や障害に備えることができます。

終息決定まで長期保守

第三者保守 延命

システム更改や機器入れ替えの優先順位が低いが、業務上重要な機能を果たしており維持継続するシステムに第三者保守を活用するケース。ミドルウェアやプログラム言語のバージョン互換性等で簡単に移行できないケースにも。終息決定まで保守期間を延長することができます。

ITライフサイクルの最適化

第三者保守 更改計画

ITシステム基盤やIP通信設備の投資計画に、第三者保守の活用をあらかじめ織り込んで、メーカー保守期間を延長し長期の利用期間を計画するケース。
第三者保守でメーカー保守期限の制約を回避できるようになり、同期間中のIT機器入れ替え回数を減らすことができます。

第三者保守サービスの注意点

第三者保守サービスご検討に、保守サービス範囲とシステム運用体制とのギャップ確認が必要。
システム運用企業との協業でフルマネジメント体制を維持することも。

ソフトウェア保守業務
(アップデート等)

第三者保守の標準サービス対象はハードウェアの故障復旧です。 ソフトウェアのアップデート、セキュリティパッチのインストール、パターンファイルの更新等、ソフトウェアに関する保守は対象外ですので、 構築ベンダーや運用ベンダーとの協力した障害対応が必要です。
現ソフトウェアのバックアップや障害時の取り扱いなどを事前に確認すると安心です。

障害時の運用オペレーション
(障害ログ採取等)

障害発生時にお客様にて機器にアクセスしてログを採取し、障害窓口に送付するエンジニア対応が必要になります。 事前に既存保守ベンダーからログの取得手順の引継ぎが必要になります。
第三者保守業者に実際の障害対応の手順や障害対応フローを確認すると安心です。

縮退・復旧のオペレーション

復旧作業にシステム停止を伴う場合、クラスタ切り離しやサーバ停止などフォールバック(縮退)作業。ネットワーク経路変更や切り離しなどの障害対応。重度障害時のデータ退避、RAID再設定、バックアップのリストア作業、復旧後の縮退運転からのフェイルバック作業やネットワーク再接続と経路変更など運用オペレ―ションが必要です。
重度障害時、正常な状態まで復旧する場合の作業範囲や対応実績を確認すると安心です。

第三者保守サービスの品質

サービス品質を比較する上での3つのポイントを紹介。
ハードウェアの構成管理、保守パーツの枯渇リスク、実際の初動復旧率とその母数と内容の実態を確認すると安心です。

構成情報の管理体制

他社が販売し構築したシステムを第三者が保守する場合は、対象機器のパーツやモジュールなどの構成管理が重要です。また正しい交換パーツをあらかじめ準備するには、詳細な型番の管理や互換パーツの判別、OEMブランドとオリジナルとの差異など、ハードウェアに関する知見が必要になります。
あらかじめ保守対象の機器構成を取得する手順や管理方法を確認すると安心です。

保守パーツの枯渇リスク対策

第三者保守の対象機器はすでにメーカーが保守サービスを打ち切っており、交換パーツは新しく生産されません。第三者保守で利用する交換用パーツは、将来の故障に備え自前で調達し劣化しないように保管管理する事が必要です。
保守パーツの品質管理体制や対象機器に構成されているパーツやRAIDバッテリーなど寿命のある交換パーツの在庫量を確認すると安心です。

初動復旧率

障害時に初動で復旧するには、対象機器の正確な構成情報の取得と管理、それにもとづく保守交換パーツの確保、障害解析による被疑箇所の特定と交換作業の正しい手順の実施が必要です。
保守サービスを評価するため、初動復旧率とその規模や内容など実績、もし初動復旧しない場合の対応を確認すると安心です。

データライブの強み

第三者保守の専業体制

第三者保守の専業体制

専業ならではの技術開発力を強みとした、調達・生産・物流・保守サービスの国内一貫体制。IT基盤の稼働期間が長期化する局面でも、メーカー保守終了後のITシステム長期利用を支えます。
第三者保守のEOSL機器検査技術開発

全国2000社10万台の実績

データライブのEOSL延長保守サービスは日本全国の2000を超える企業や団体で採用されており、ITハードウェアの第三者保守サービスに豊富な実績があります。
第三者保守の特集記事

日本の第三者保守

第三者保守は大丈夫なのか?メーカーではない業者にEOSL保守を依頼する「第三者保守」という新たな選択肢を採用する大手企業や団体が増加する中、当社は日本での第三者保守のあり方を考えます。

データライブ第三者保守の事例

データライブ第三者保守・EOSL延長保守サービスの事例です。エンドユーザーのPMO、VMO、情シス、IT調達・契約部門、開発・構築ベンダー、基盤更改PM、ITコンサルタント、IT商社セールスMなど、あらゆるお立場のご担当者様より、多様な観点からご相談を承っております。

金融機関
メガバンク・地方銀行・信金、生保・損保、カード・信販、証券、信託等、金融業のIT基盤の長期保守にデータライブ第三者保守を利用したEOSL延長事例をご覧ください。
通信 キャリア
大手キャリアのレガシー回線インフラ、CATVなど、通信社会インフラ設備のレガシー基盤の長期保守にデータライブ第三者保守を利用したEOSL延長事例をご覧ください。
エネルギー
日常の生活を支える社会インフラのシステムにおいて、IT回線設備の維持や業務システム等IT基盤の長期保守にデータライブ第三者保守を利用したEOSL延長事例をご覧ください。
クラウド・IT
IT社会を支えるデータセンターや、業界の企業グループのプライべートクラウド基盤の長期保守にデータライブ第三者保守を利用したEOSL延長事例をご覧ください。
鉄道 航空 貨物
鉄道・航空(空港・貨物)のファシリティ管理、電子マネーや情報系システム、交通・運輸業界のシステム基盤の長期保守にデータライブ第三者保守を利用したEOSL延長事例をご覧ください。
医療 病院
病院の電子カルテ、医事会計システム、医療機器の計測、製薬・検査の各種計測システムやデータ基盤の長期保守にデータライブ第三者保守を利用したEOSL延長事例をご覧ください。
業務系
拠点間接続などネットワーク設備、生産・在庫・受発注など基幹業務システム基盤、管理系部門サーバの長期保守にデータライブ第三者保守を利用したEOSL延長事例をご覧ください。
官公庁・団体
官公庁や地方自治体の公共サービス、教務関連、LANの維持、学術系サーバやストレージの長期保守にデータライブ第三者保守を利用したEOSL延長事例をご覧ください。

よくあるご質問

Q:第三者保守サービスとは?
A:第三者保守サービスとは、メーカーに依存しない独立した企業の保守サービス(サードパーティ保守)です。メーカー保守終了後の保守延長ができITライフサイクルの最適化を実現します。IT基盤をコスト効率よく長期保守するため、多くの企業や団体に活用されています。
Q:データライブにおける第三者保守の事例や実績を教えて下さい。
A:全国の部門サーバ、スイッチ1台からIT基盤、IP通信設備を構成するサーバ、ストレージ、ネットワーク機器に対して多数の実績がございます。具体的な各メーカー製品や採用背景など詳しくは、第三者保守 事例集をご参照下さい。
Q:第三者保守・EOSL延長保守サービスの利用方法を教えて下さい。
A:第三者保守・EOSL延長保守サービスは、保守をご希望のIT機器ハードウェアを単位として、機種と台数、設置場所、保守サービス内容と条件、保守期間に応じて、法人名義でご利用いただけます。詳しいご利用の流れやお手続きは保守サービスご利用ガイドをご参照下さい。
Q:EOSL延長保守サービスの特徴や内容を教えて下さい。
A:主要メーカー製品に対して、EOSLメーカー保守終了後も保守延長いただけるサービスです。保守レベルやサービス範囲については「EOSL延長保守サービス」ページをご参照下さい。サービス内容や対応可否などご不明点があれば、お気軽にお問合せフォームまたはお電話にてご連絡下さい。弊社担当よりご説明を致します。
Q:保守延長できるメーカーと製品を教えて下さい。
A:国内で流通する各メーカー製サーバ・ストレージ・ネットワーク機器の各種シリーズと世代を幅広くカバー致します。個別の機器対応状況は、機種検索・お問合せフォームよりご確認またはお問合せ下さい。ご連絡お待ちしております。

EOSL延長保守サービスの活用

データライブの第三者保守・EOSL延長保守サービスは、IT機器を所有するユーザー様自身のご利用だけでなく、
当社を第三者保守パートナーの立場とし、ITに関わるあらゆる企業様のシステム運用保守サービスの一部としてご活用いただけます。
第三者保守パートナー
第三者保守パートナー
データライブはITハードウェア延長保守の専門企業として、IT基盤・IP通信設備の長期利用をお手伝い致します。既存のIT運用保守体制下で、IT基盤の長期保守パートナーとして、SI企業、ITソリューション販社などITに関わる企業と共に、お客様へ新しい価値を提供しております。
EOSL延長保守サービス
保守サービスのお申込み
EOSL延長保守サービスの詳しいご利用方法は保守サービスご利用ガイドをご参照下さい。お問合せから保守開始・終了までのお手続きを確認いただけます。
具体的なご検討の際には、下記お問合せ・お見積依頼フォームをご利用下さい。代理店・販売パートナーでも承ります。
データライブについて
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データライブの第三者保守の専業体制や会社概要について。
EOSL延長保守サービスのご提供体制や、EOSL保守用のパーツ在庫管理の体制など、第三者保守専業ならではの様々な設備や取り組みをご確認いただけます。